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日本国内のがんの中で、発症者数が部位別で一番多い大腸がんについて
本日は日本国内のがんの中で、発症者数が部位別で一番多い大腸がんについてです。
厚生労働省の全国がん登録の報告によると、17年に大腸がんと診断された人は約15万3千人にのぼります。女性は乳がんに次いで2番目に多く、男性は前立腺と胃に次いで3番目です。
同省の19年人口動態統計では、死亡数も肺がんに次いで2番目に多いとされています。
その一番多い大腸がんの精密検査の受診率がまだ低い状態となっているとのことです。
19年の厚生労働省の国民生活基礎調査によると、大腸のがん検診の受診率は男女共に半数以下とのこと、ただ10年以降は徐々に向上しているそうですが以前低い状態です。
流れとしては検診で必要と判断された場合は、内視鏡やX線を使った精密検査に進みます。
住民検診の実施などを担う日本対がん協会の調査によると、17年度のがん検診で精密検査が必要とされた約15万4千人のうち、実際に精密検査に進んだ人は約10万6千人(約69%)にとどまったそうです。
死亡率を下げるためにも、精密検査の受診率を上げる必要が当然ながらあります。
課題は多いですが、今では口から飲み込むだけで検査ができる「カプセル内視鏡」というものも開発されているそうです。検査も痛みを伴わず、すぐ終わるものがどんどん開発されています。
そういった最先端な医療の情報等を弊社からこのHPを通しお客様に提供していければと思っております。