お役立ちコラム

アンチエイジング情報 糖化という考え方 酸化→サビ 糖化→焦げ 酸化よりもタチが悪い糖化 パート2

2022/01/14

1月4日のコラムで、【アンチエイジング情報 糖化という考え方 酸化→サビ 糖化→焦げ 酸化よりもタチが悪い糖化】と記事を残しましたが、今回は、その第2弾です。
今回は、影響を受ける病気や症状、糖化のチェック方法について、お伝えしたいと思います。

まず、糖化とは、、、
体内で糖が過剰になると、余った糖がたんぱく質にくっついて「糖化反応」が起こり、その後、時間をかけてAGEs(終末糖化産物:Advanced Glycation End Products、エージーイーズ)になっていく。
そしてこのAGEsが蓄積することで、皮膚や血管、内臓、関節、骨など全身に悪影響が及び、老化が進んでしまうということです。
そして、AGEsの量は、「血糖値の高さ」と「その持続時間」の掛け算で決まるということです。

影響を受ける病気は、
・新型コロナウイルス感染症
・認知症、アルツハイマー病
・男性更年期障害
・うつ病
・女性ホルモンの働きを邪魔する
などへの影響が考えられるそうです。

糖化の度合いのセルフチェックです。
・血圧の上と下の差が大きい
血管がしなやかさを失うため。
・空腹時血糖値が異常値を示している。あるいは、ここ数年、HbA1cが高めになった
空腹時血糖値が110mg/dL以上、HbA1cが高く6.1%以上はイエローカード
・体が硬い。前屈が苦手
関節のコラーゲンに糖化が起こると、可動域が制限されてしまうため。
・老け顔である
皮膚のコラーゲンが糖化すると弾力性が無くなる。シミも増える。
・歯周病がある
AGEsは炎症を引き起こし、歯周病を悪化させる。
・50代で白内障を発症した
加齢により目の水晶体にもAGEsが蓄積する。
・いびきが大きいと指摘された
無呼吸症候群で低酸素状態になるとAGEsが作られやすくなる。
・握力が弱い、歩くスピードが遅い
筋肉にAGEsが貯まると、筋肉量が落ちる。
・風邪をひきやすい
AGEsは自然免疫の機能を低下させる。

以上の、チェックで気になる人は、炎症の有無を調べる指標として、「CRP(C-リアクティブ・プロテイン)検査」というものがあるそうです。
CRPの数値が高い人は、AGEsがたまっていて慢性的な炎症が起こっている可能性があるそうです。
かなり高額な機械ですが、かんたんに検査する機械もあるようです。https://www.ages.jp/age-reader-mu/

次回は、予防法をお伝えしたいと思います。