お役立ちコラム

『身体を動かす』ことが、がんの予防にもつながる『日本人のためのがん予防法』 

2022/01/09

日本人のためのがん予防法に『身体を動かす』という項目があります。

今日は『身体を動かす』ことが、がんの予防にもつながるという点についてご紹介をさせていただきます。

国立がん研究センターの研究報告によると、男女とも、身体活動量が高い人ほど、がんになるリスクが低下したいうデータがあります。
特に休日などに運動をする機会が多い人では、はっきりとリスクの低下がみられました。
がんの部位別では、結腸がん、肝がん、膵がん、胃がんなどにおいてリスクが低下がみられたようです。

では、実際にどれくらい身体を動かすとよいのでしょうか?
厚生労働省では、

18-64歳の身体活動(生活活動・運動)の基準→→“歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分”、

18-64歳の運動の基準→→“息がはずみ、汗をかく程度の運動を毎週60分程度行うこと”
を推奨しています。

65歳以上の方は、“強度を問わず、身体活動を毎日40分行うこと”を推奨しています。

これだけ聞くと、そんなにできないよ!!と思いますが、すべての世代に共通で、“現在の身体活動量を少しでも増やすこと”、“運動習慣をもつようにすること”は、がんの予防にいい効果があるようです。