お役立ちコラム
「老いるショック」北海道テレビの情報番組のシリーズ企画 老いにまつわる多様なテーマを地道に取材・放送
「老いるショック」という動画をご存知でしょうか?
これは北海道テレビの情報番組のシリーズ企画で、youtubeで検索すると視聴することができます。
2015年9月より老いにまつわる多様なテーマを地道に取材・放送してきたものです。
私がyoutubeで見た動画の中で特に印象に残ったものを2つ紹介させていただきます。
1つ目は「在宅介護」についてです。
動画では老夫婦で64歳の妻を介護している69歳の夫の介護者を取材したものを取り上げておりました。
家族が同居している場合、ホームヘルパーを雇うことできない場合が多いということに驚きました。
男性介護者は年々増加しているようです。
厚生労働省のデータによると、家族・親族による虐待のうち約6割が男性介護者で、介護殺人の約8割が男性介護者だそうです。
これは良い介護者になろうと思ってしまい、ストレスを抱え込みやすいところから起こるようです。
一番肝心なことは介護をする方の体のケアだそうです。精神的な負担がいかに大きいか実感しました。
2つ目は「一人暮らししている高齢者の実態」についてです。
動画では国民年金月約7万5千円のみで暮らしている84歳女性の方を取材したものを取り上げておりました。
光熱費や保険料、家賃で月約3万5千円ほどかかっているため、食費・交際費などで使うことができるのは約4万円のみだそうです。
子供も経済的に苦しいため、頼ることができないようです。
また、肩身が狭くなるため生活保護を受けることもできないそうです。
動画の中で印象に残っている言葉は「介護保険料を自分で計算しながら生きていくことは難しい」という言葉です。
周りに頼ることができない場合、経済的な負担や精神的な負担は思っていたよりも大きく驚きました。
このように、介護のリアル実態はとても深刻なことが分かります。老後の備えとして、民間の介護保険にも加入しておくべきだと感じました。