お役立ちコラム
『手術支援ロボット「hinotori」の遠隔手術の実証実験』鹿児島県内で最初に導入したのは新村病院で1000例以上の実績
本日は手術支援ロボット「hinotori」の遠隔手術の実証実験についてお伝えいたします。
昨年8月に製造販売承認を取得した国産の手術支援ロボットをご存じでしょうか?
手術支援ロボットと聞くと真っ先に外国産の「ダヴィンチ」を思い浮かべる方も多いと思いますが、国産の手術支援ロボット「hinotori」が誕生しました。
近年、視野の確保と手振れ補正などの機能がついており、より精緻な手術が実施できます。
術中の出血量が少なく、術後の痛みが少なく、早期の社会復帰が可能など、メリットも多い手術支援ロボットが注目を集めており、鹿児島県内でも複数の病院でロボット手術が行われています。(ちなみに鹿児島県内で最初にダヴィンチを導入したのは新村病院で1000例以上の実績があるそうです。実際の手術映像もHPから見れますhttps://niimura-hp.or.jp/davinci/)
今年の5月に愛知県の藤田医科大学がと30キロ離れた岡崎医療センターの間で「hinotori」の遠隔手術が行われたそうです。
2つの病院間を専用の高速回線でつなげ、器具の操作に遅れがないか、正確に操作できているかなど確認しました。
担当教授によると「人間が感じ取れるような遅延はなく、現地でやっているのとまったく同じイメージで手術が可能だと確認した」と話をされています。
今後、遠隔操作が可能になると、都市部と地方の医療格差の解消に繋がると言われており、同大学では実験を繰り返し、実用化を目指すとのことです。
元々手術支援ロボットは、戦場での負傷者に対して、医師が現地に行くことなく必要な手術を行うためにアメリカ軍が開発を進めていたものですが、今では平和的に全世界で使われております。
今後も医療が進歩し、遠隔操作も可能になり、医療格差がなくなればいいなと思います。