お役立ちコラム
高齢者の施設への入所・入居はシニア世代にとって現実的な検討問題に
本日は介護と施設についてお伝えします。
高齢者の施設への入所・入居はシニア世代にとって現実的な検討問題になっています。
転倒による骨折や脳卒中など、介護が必要な状況は突然訪れる場合があります。
希望する施設にすぐ入居できるとは限らず、資金繰りを考える必要もあり、大切なことは早め早めのシミュレーションを行うことです。
引っ越しに伴う心身の負担を考えると、高齢になるほど住環境を変えるのは難しくなります。
公的施設で料金が割安な特別養護老人ホームに入りたくても、順番待ちの期間が長いなど、希望の施設にすぐ入れるとは限りません。
自分にあった施設はどこなのか、早めに検討しておくべきです。
まず意識したいのが、要介護状態は突然訪れる可能性がある点。
高齢社会白書によると、介護が必要となった主な原因は「認知症」「衰弱」といった徐々に進む者だけでなく、「脳血管疾患」「骨折・転倒」など突発的なものも目立ちます。
長年暮らした自宅を離れることに抵抗がある人もいます。
たしかに、要介護状態でも在宅介護サービスを利用すれば一定程度の生活水準は維持できます。
ただ在宅と施設の決定的な違いは24時間ケア体制の有無です。
夜間対応型の訪問介護サービスを利用できるのは要介護1以上で、施設介護で夜間の転倒の不安など心理的負担は大幅に軽減されます。
住むところと日常的な介護サービスがセットになった施設が介護付き有料老人ホーム。職員が24時間体制で介護サービスを提供します。
同じ有料老人ホームでも住宅型の場合、介護サービスは外部の業者と別途契約する必要があり、在宅介護と本質的には変わらないことに注意が必要です。
介護付きホームは要介護認定が条件の「介護専用型」が大半ですが、自立した生活を送る段階からでも入れる「入居時自立・要介護型などもあります。原則要介護3以上が入居条件となる特養にくらべ、施設によっては間口が相当広くなってきます。
事前に自立が難しくなった時にどうするかを考えておくことは重要になってきますね。