お役立ちコラム

「ふ(2)きのとう(10)」の日 アクの正体 発がん性物質とはどのようなもの?

2022/02/10

おはようございます。突然ですが、本日は何の日かご存知でしょうか?語呂合わせで「ふ(2)きのとう(10)」の日だそうです。

ふきのとうは春の山菜の一種ですね。ただ、ふきのとうやタケノコ、わらびなどの山菜類には「あく」が含まれておりますので、調理の際は注意する必要があります。

ところで、ここで「あく」の正体とはどのようなものでしょうか?「あく」は山菜類のみでなく、ほうれん草や茄子、ごぼうなどの野菜にも含まれおります。
万が一、「あく」を取り除かないと、苦みやえぐ味を感じますよね。山菜類に含まれている「あく」は、発がん性のあるプタキロサイドという毒性の強い成分だそうです。
一方、ほうれん草などに含まれている「あく」は、シュウ酸という有機物でえぐ味の元となるもののようです。
なぜこのような毒性を持つようになったのか、理由は草食動物に食べられないための自衛手段だそうです。

そもそも発がん性物質とはどのようなものでしょうか?
発がん性物質とはがんを誘発するか、その発生率を増加させる化学物質と定義されております。
現在、地球上には、人の遺伝子を傷つけ、がんの発生率を上昇させる化学物質が多数存在するそうです。
明らかにがんの発生率を増加させることが分かっているものもあるようです。
しかし、動物実験のみで発がん性が認められたものの、人への効果が証明できていないものもあるようです。

山菜類などは過剰摂取が良くないそうです。
人への効果が証明できるようになり、少しでもがん治療への効果が高くなると良いですよね。