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コロナ後遺症に腸内細菌叢(腸内フローラ)が関連していると調査結果 多様性と豊かさが大事だそうです。

2022/02/08

コロナ後遺症に腸内細菌叢(腸内フローラ)が関連していると調査結果がでました。

 香港大学のQin Liu氏らは、新型コロナウイルス感染症の症状消失後も後遺症が続くCOVID-19罹患後症候群と腸内細菌叢との関連を検討するため、COVID-19患者106例と非COVID19患者68例の糞便を用いて腸内細菌叢の構成を比較する研究を実施したそうです。
その結果、後遺症がない人は6カ月後に感染していない人と同等の腸内細菌叢の構成を示した一方、後遺症が続いている人は特定の細菌の割合が多かったそうです。

 COVID-19の長期的な合併症については不明な点が多いものの、患者の4分の3がCOVID-19回復から6カ月後に少なくとも1つの症状を訴えており、疲労、筋力低下、睡眠障害などの全身症状が頻繁に報告されています。

COVID-19の発症後、6カ月後に最も多く見られた症状は
疲労(31.3%)
記憶力の低下(28.3%)
脱毛(21.7%)
不安(20.8%)
睡眠困難(20.8%)
だったそうです。

後遺症のない人は、6カ月後には、感染していない人と同等の腸内細菌叢構成に回復していたそうですが、後遺症が続く人たちは、6カ月後も腸内細菌叢の多様性と豊かさが低かったそうです。

腸内細菌叢への介入が後遺症からの回復を促進するかどうかについては、さらなる研究が必要だそうですが、腸内環境を整える食生活や大腸をケアする腸活を心がけたいですね。