お役立ちコラム

要介護1の状態 鹿児島市の例で、要介護1の場合、「在宅サービス」の支給限度は167,650円/月。 自己負担額を1割で16,765円/月の費用

2022/02/19

本日は「要介護1」状態について、改めてまとめております。

具体的にどのような状態かというと、
「食事や排泄などはほとんどひとりでできるが、時々介助が必要な場合がある」
「立ち上がりや歩行などに不安定さがみられることが多い」
「問題や行動や理解の低下がみられることがある」
とされています。

「私はがんにならないよ」と仰る人はいるかもしれませんが、75歳以降、運動能力、認知能力の低下によって、「部分的な介助も一切要らない」と断言できる人は、この長生きの時代少ないと思います。
介護を行った場所としては、「要介護1」認定の方の77.5%以上が在宅で行っており、同居の家族・親族が介護をしているケースが多いです。

鹿児島市の例で、要介護1の状態の場合、「在宅サービス(居宅サービス)」の支給限度は167,650円/月とされています。
自己負担額を1割とすると16,765円/月の費用がかかるということです。
この限度内で利用できるサービスを、ケアマネージャーの方と相談していくことになります。

ケアプランの一例を調べてみましたが、週2~3回の通所介護(デイサービス)による食事やリハビリのサービスを中心に、残りで訪問介護(ホームヘルパー)を併用するケースが散見されたので、イメージして頂ければと思います。

福祉用品もレンタルが可能ですが、介護保険が使えるのは要介護1だと範囲が狭いです
。代表例:歩行器、補助杖、工事を伴わない手すり・スロープ等
→車いすや特殊寝台等は対象外となります。(例外あり)
これらに加えて、交通費や紙おむつ代、目に見えない費用は自己負担金額としてかかってきます。(施設に入る場合、ましてお金がかかることは想像に難くないと思います。)

がん治療も100人いれば100人とも同じ症例はない等と言われますが、介護も同様に必要になる金額の幅は大きく予想しにくく、程度によっては非常に大きなものになります。

将来の介護費用のために、貯金をする方は少ないと思います。

介護状態になるか?どうか?わからない。。。けど、介護状態になったら、大きな費用がかかる。
不確定要素のリスクには保険で準備することがベストです。