お役立ちコラム
ミドリムシの胃がんの予防効果、東京大学での研究 マウス実験の結果・・・
おはようございます!本日はミドリムシの胃がんの予防効果という研究を紹介します。
東京大学は2021年7月1日、胃がんを自然発症する疾病モデルマウスを用いて、ユーグレナ(ミドリムシ)の経口摂取が胃がんの初期過程に及ぼす影響について検討し、その結果を発表しました。
胃がんは世界的には2番目に多いがんであり、日本では年間約12万9,000人に発生し、約4万3,000人の死亡原因となっているそうです。
最近では胃がんは必ずしも死に直結する病ではなくなってきていますが、早期発見がその後の生存率に影響を与えます。
胃がんの進行を遅らせることができれば、早期での胃がんの発見につながり、死亡率をさらに減らすことが期待できるようです。
ユーグレナは、動物と植物両方の性質を持つ微細藻類で、健康に良い影響を及ぼすために食品やサプリメントとして広く利用されています。最近の研究で、胃がんを自然発症する疾病モデルマウス(以下、胃がんモデルマウス)を使用し、ユーグレナあるいはその成分の1つであるパラミロンの経口投与が、胃がんの初期過程に及ぼす影響を検討したそうです。
このモデルマウスの胃がんは、通常の病変の進行である「慢性的な炎症による胃粘膜の増殖亢進(過形成)→異常な細胞の増殖(異形成)→がん」と同様の進行をします。しかしながら、今回行われた研究では、10~13週齢のモデルマウスは、胃粘膜の異形成やがん発生が見られる前段階であったそうです。
ユーグレナあるいはパラミロンの3週間の経口投与により、胃がんモデルマウスの胃粘膜におけるCD3陽性Tリンパ細胞の数が有意に減少することが観測されたそうです。加えて、炎症にかかわる多形核白血球にも減少する傾向が見られました。以上より、ユーグレナの成分の経口投与が、胃がんの初期過程に及ぼす効果があることが示唆されたそうです。
今回の研究は、マウスに対するユーグレナの効果を検討したもので、人の胃がんの発生を直接観察したものではないそうですが、今後のがん治療の変化が期待できますね。
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