お役立ちコラム

アンチエイジング情報 糖化という考え方 酸化→サビ 糖化→焦げ 酸化よりもタチが悪い糖化

2022/01/04

アンチエイジングの話でよく聞くのは酸化(体内のサビ)ですが、最近、老化の元凶の1つとして考えられるようになったものに「糖化」というものがあるようです。
その影響は、肌やしわなどの見た目のほか、血管や臓器、関節、骨にまで及ぶそうです。

老化の元凶の1つとしてよく知られるようになった「糖化」。
糖化の影響で体内の老化が進んでいる人は、肌やしわなどの見た目にそれが表れているそうです。

老化のスピードには個人差があり、中高年になれば、同じ年齢の人でも、見た目に10歳、20歳の差があることも不思議ではないそうです。
しかもそれは、見た目だけでなく、内臓や血管、代謝や心肺機能の能力においても差ができるそうです。

様々な研究から、老化に対する遺伝子の影響は25%程度で、残りの75%程度は生活習慣や環境によって変わるそうです。
そして、生活習慣の影響を最も受けやすいものの1つが、食事からとる「糖質」が原因で起こる糖化だそうです。

糖化とは、何なのか?
ホットケーキを焼くとこんがりきつね色になりますが、これは、材料の砂糖(糖)と卵(たんぱく質)を合わせて加熱することによって「焦げ」が発生するため起こる現象です。
同じ反応が、人間の体内でも起きているそうです。
その元となるのが、食事からとった糖質で、糖化とは、体内で過剰になった糖がたんぱく質にくっつく現象のことらしいです。
糖がたんぱく質にくっつき、体温で加温され「糖化反応」が起こると、たんぱく質に糖がコブのようについた状態になり、糖の濃度が高い状態が長期間続くと、AGEs(終末糖化産物:Advanced Glycation End Products)という悪玉物質になるそうです。

体内でも活性酸素により「サビ」が発生し、それが老化をもたらすということは、これまでよく耳にしてきました。

糖化と酸化のうちより“悪玉”なのは、糖化らしいです。
なぜなら、AGEsが餌食とするたんぱく質には、「酵素」も含まれていて、酸化を抑える抗酸化酵素が糖化することで、酸化のスピードが加速してしまうらしいです。

さらに、体内の不要な物質を分解するオートファジー機能を支える酵素までAGEsが餌食としてしまうため、たんぱく質を修復しリサイクルするシステムすらも傷つけてダブルの意味で悪さをするそうです。