お役立ちコラム

乳がんという大きな壁を乗り越え、再び社会に復帰する女性をサポートする装着式の人工乳房

2022/01/07

女性にがん保険を話す時の定番になっている乳がんについてです。

乳がんは日本人女性の9人に1人がかかると言われています。
乳房摘出後には、肩こりや腰痛などの体調不良のほか、外見を気にして外出を控えるようになる人もいるといいます。
手術で乳房を再建する方法もありますが、再び体にメスを入れることをためらい、装着式の人工乳房をつける人もいます。

新潟市の医療用品販売会社「レリエンスメディケア」はがん患者のためのウィッグを取扱っていましたが、2014 年からは地肌に直接貼り付けて装着するシリコーン製の人工乳房の販売を開始いたしました。
オーダーメイドの高価な製品が多くありますが、同社の小林勝広代表は、本物のような見た目を追求しながらも一つ15 万円からという低価格での製品化に成功しております。
温泉にもつけて行けるよう色を調整した製品もあり、年間70~80 個ほどが売れているそうです。
お客様の多くは県外在住で、着用感などを試してもらうため、購入時には必ず新潟駅近くの店舗まで来てもらっていたようです。
しかし、昨年、乳がんを経験した俳優の岡江久美子さんが新型コロナによる肺炎で亡くなると、客足は途絶えてしまいました。
一方で「何カ月後でもいいから来店予約したい」「自宅で試せないか」等の問い合わせが多く寄せられました。
そこで、小林社長はインターネット販売に乗り出すことを決め、開発に着手しました。

20年12月、自社サイトで既製品の販売を始め、以前から準備を進めていた高性能の色彩分析ソフトを本格的に導入したそうです。
スマートフォンのカメラで撮影した画像で、肌の色を忠実に再現できるようになり、セミオーダーの商品もインターネットで販売できるようになった。21年10月末現在、非対面で9人に販売したそうです。
レリエンスメディケアによると、現在人工乳房を販売する企業は、同社を入れて全国に7社ある。対面販売が基本で、非対面販売を本格的に進めるのは珍しいそうです。

乳がんという大きな壁を乗り越え、再び社会に復帰する女性をサポートし、日常を少しでも前向きなものにしたいとの想いをもって経営されているそうです。
価格は既製品で税込み16万~18万円、セミオーダーで同30万円前後。
お困りの方がお伝えしていきたいと思います。