お役立ちコラム
最も多い高齢者の不慮の事故は「誤嚥などによる窒息」IoTを利用した見守りの必要性について
本日は独居問題と介護や認知症の関係についてお伝えします。
近年、さまざまな事情から高齢になった親と子が別々に住む家庭が多く見受けられます。
その数は年々増加しており、なかには一人暮らしの高齢者も少なくありません。
厚生労働省の「人口動態調査」によると2007年〜2016年の10年間で最も多い高齢者の不慮の事故は「誤嚥などによる窒息」です。
ついで救急搬送される事故で最も多い「転倒・転落」。次に「溺死・溺水」と続き、これらが一命をとりとめても、体に障害が残り、介護状態と認定されるケースもあるそうです。
高齢者の一人暮らしでは、人と接する機会が少なくなることから孤独感が高まり、元気がなくなってしまうしまいます。
そして、ずっと一人でいることで、周りとうまくやれず、さらに疎遠になってしまうという悪循環が起こり、その日々の積み重ねが認知症や介護の要因となってしまうそうです。
これらの予防策の一環で、離れていてもいつでも見守れるIOTやアプリの見守りサービスがございます。
家族に異変が起きた時、すぐに安否を確認できることが最重要です。
この郵便局が実施している定期的な見守りサービスは、生活のヒアリングや話し相手もしてくれます。
安否確認だけでなく、孤独感を和らげるのにも役立ちそうですね。
また、民生委員という地域福祉をサポートするボランティアに見守りの支援を依頼することも選択肢のひとつで、町内会ではよく紹介がされています。
セキュリティ会社による見守りサービスは、生活動線にセンサーを設置しておき、一定時間動きがないなど普段と違うことが起きると、セキュリティ会社に通知が入ります。
万が一のときは駆けつけてくれるので、遠方に住む家族も安心です。今はIoTを利用した見守りが進化しています。
例えば、電球や電気ポットなどにセンサーが組み込まれており、監視対象に普段と違う動作が起きると、家族がアプリを通してその情報を確認できます。
地域のコミュニティ力が低下する中、国はあらゆる機能を地域に求める傾向があります。様々なIOTを活用して、地域のコミュニティ力を上げていく必要があるかもしれませんね。