お役立ちコラム

がん治療の現場で進むAIによる取り組み

2021/11/26

本日は、がんとAIについてお伝えします。
昨今当たり前のように使っている「AI」という言葉ですが、まず意味について改めて確認してみます。

AIとはArtificial Intelligenceの略で、日本語では人工知能と表されます。
実は定義は専門家によって微妙に異なり、統一的なものはないのですが、辞書的な意味合いだと「学習・推論・判断といった人間の知能のもつ機能を備えたコンピューターシステム」というものになります。
また、AIは「特化型AI」と「汎用型AI」の2つに分けられます。

前者は、限定された領域の課題に特化して自動的に学習、処理を行う人工知能を指します。
具体的には、画像認識や音声認識、言語処理などが挙げられ、ほとんどの研究がこの特化型にあたります。

逆に「汎用型AI」とは、特定の課題にのみ対応するのではなく、人間と同じようにさまざまな課題を処理可能な人工知能を指します。
イメージとしては、「ドラえもん」のような自律して動き、活動するロボットでしょうか。
こちらの技術が完全に実現すると、映画のようにAIが人間に取って代わるといったような事が起こるかもしれません。

話が逸れましたが、がん治療の現場で進むAIによる取り組みは「特化型」の分野であり、例えば「大量に肺がんの画像を学習させ、胸のX線画像を解析して肺がんの恐れがある箇所の色を変える技術」(プリファードネットワークス社)や、「内視鏡の検査中にAIが腫瘍を発見すると音を鳴らし、医師の補助をする技術」(NEC社)等の取組が挙げられます。
また海外でも、医師の能力の限界や、腫瘍を見逃してしまうヒューマンエラーをフォローするための技術が研究されています。

各社の技術は日進月歩であり、10年、20年後にはこれまでの常識が覆るほどの世の中になっているかもしれません。

がん保険、医療保険も日進月歩です。社会の情勢、厚生労働省の考え方や医療の現場の実態に応じて、対応させていく必要があります。

ぜひ、ご相談ください(^^♪