お役立ちコラム
スマートフォンのアプリを利用して治療する治療用アプリが保険適用 乳がん対象で臨床試験開始
スマートフォンのアプリを利用して治療する治療用アプリが日本で初めて保険適用されました。
第1号は禁煙治療用で、薬を併用し行動変容を促します。医療のデジタル化が指摘される中、治療用アプリが起爆剤となるか注目が集まっています。
昨年12月承認されたCureApp社の禁煙治療用アプリは、患者自身が禁煙状況などを記録する患者用アプリと患者の状態をチェックする医師用アプリ、呼気の一酸化炭素を調べる機器のセットです。
患者は日々の喫煙欲求の度合いなどを記録し、ニコチン依存症などの解説動画29本を半年かけて学びます。
従来の禁煙治療は薬を使いながら12週間の間に医師カウンセリングを5回受けていました。
今までタバコを吸いたい思いを押されられるかは自助努力次第でしたが、アプリが一助となると期待されています。
日本では保険適用を目指して開発されているアプリが増え始めています。
がん治療分野では第一三共がCureApp社と現在開発を進めているアプリがあります。
がんの合併症の把握や、栄養指導などにアプリを活用し、予後の改善が期待されています。
禁煙は肺がんのリスクを軽減することになるので、禁煙をサポートするアプリが出てきているのはおもしろいですね。
がん治療のアプリの開発も今後に期待です。