お役立ちコラム

昨年から全国すべての小学校で、今年から全国のすべての中学校で、来年からは高校でも「がん授業」が正式にスタート

2021/12/28

昨年から全国すべての小学校で、今年から全国のすべての中学校で、来年からは高校でも「がん授業」が正式にスタートします。

すでに新学習指導要領に「がん教育」は明記されることが決まり、着々とその準備が進んでいます。
なぜ今がん教育を本格的に始めるか、それはがん罹患者が増え続ける中、身近な人ががんになったとき、心身ともに最も強いダメージを受けるのは多感な時代を過ごす子どもたちだということです。
実際に、親ががんになり、苦しむ子どもたちは少なくありません。

わたしの、父は2018年に腎臓がんで亡くなりました。次女はその時、小学6年生でした。
おじいちゃん子で、毎週末、父と次女はドライブに出かけ、自転車に乗るのを次女に教えてくれたのも亡くなった父でした。
次女も病院への見舞いを欠かさずしていましたが、やせ衰えて死に向かう大好きなお祖父ちゃんを見ていくのは相当ショックだったと思います。
そして、父が亡くなった2年後に今度は母が乳がんになりました。
次女にとっては頼りになるお祖母ちゃんです。また、あの思いをするのか?と感じたのでしょうか?
それから、次女は、不登校になりました。
洋服の趣味も自虐的な痛々しいデザインのものになり、カウンセリングを受けるようになりました。
そして、母の1年間のがん治療が終わった時期から、また、学校にちゃんと自分で行けるようになり、勉強にも前向きに取り組めるようになったかと思います。
身近な人ががんに罹患した時、どのような事が起きるのか?ということを、がん授業でしっかり学んでおけば、多感な時期の子どもたちも心の負担が減るのではないか?と実感しました。

国立がん研究センターの推計(2015 年)によれば、親ががん患者である18 歳未満の子どもの総数は約8 万7000 人に上ります。
親のがんはその子どもにとっても深刻な問題なのです。
科学的に証明された事柄が増えてきて、その大まかな輪郭が見えてきたことで子どもたちに正しい事柄が伝えられるようになったからだとされています。
子どもたちにこうした事柄を教える目的は、科学的に間違いではないだろうと証明された方法を実践し、がんリスクを下げてもらうためとも言われています。
こうした事柄は子どもたちが学校で授業として学ぶだけでなく、がん年齢に差し掛かる親御さん自身がお子さん以上に深い知識を得て、日々の暮らしの中で子どもたちにどのようにがんと向かい合うかを実際に示すことが大切だと思います。
また仮に罹患して、治療費がかかった場合、その治療費を貯金から切り崩すのか、がん保険から支払うのかは、がん罹患者や家族にとっても精神的な面で大きな違いかと思います。
万が一のために、しっかり最新のがん保険に加入することが大事だと思います。

また、アフラックのがん保険には、無料でがん患者専門カウンセラーの訪問面談サービスが付いています。
このサービスでは、ご家族の悩みや心のサポートの仕方などもアドバイスが受けれますので、安心だと思います。