お役立ちコラム

アンチエイジング情報 糖化という考え方 酸化→サビ 糖化→焦げ 酸化よりもタチが悪い糖化 パート3

2022/01/24

1月4日と14日のコラムで、【アンチエイジング情報 糖化という考え方 酸化→サビ 糖化→焦げ 酸化よりもタチが悪い糖化】と記事を残しましたが、今回は、その第3弾です。
今回は、糖化を防ぐ食事方法と対策について、お伝えしたいと思います。

まず、糖化とは、、、
体内で糖が過剰になると、余った糖がたんぱく質にくっついて「糖化反応」が起こり、その後、時間をかけてAGEs(終末糖化産物:Advanced Glycation End Products、エージーイーズ)になっていく。
そしてこのAGEsが蓄積することで、皮膚や血管、内臓、関節、骨など全身に悪影響が及び、老化が進んでしまうということです。
そして、AGEsの量は、「血糖値の高さ」と「その持続時間」の掛け算で決まるということだそうです。

糖化を防ぐためには、
・高血糖状態の持続によって体内で糖化を起こさないようにする。
・年間1000回近くする食事で口からAGEsを摂取する抑える。
必要があります。

糖とタンパク質の結合の代表格は、揚げ物です。これはイメージ通りです。

食べたらだめというわけではなく、揚げ物ばかり食べたらダメということらしいです。

食材中に水分が多くあると、糖とタンパク質の結合が邪魔されやすくなるらしいので、水で煮たり茹でたりすると良いそうです。
また、加熱調理をする前に、あらかじめ肉を酢やレモンで漬け込んでおくと、加熱調理によって増えるAGEsが半減する、という報告もあるそうです。
食事からのAGEsを減らす工夫
・調理温度を低くする
・調理時間を短くする
・水を使った調理をする
・レモンや酢など酸性成分を使用する

逆に、
体内のAGEsの発生を抑えることができる食品は
・ブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)→スルフォラファンという成分が抗酸化作用
・ケール
・マイタケ→食後の血糖値の上昇を抑える。
だそうです。

AGEsの量は「血糖値が高い状態」と「その持続時間」の掛け算で決まるので、「早食い」は厳禁だそうです。
早食いをすると、糖が小腸から急速に吸収されるため、食後の血糖値が急上昇し、AGEs化が促進されます。

人間には、血糖値を上げるホルモンは5つあるのに対して、下げるホルモンはインスリンしかありません。

これは、人類の歴史が飢餓との戦いの歴史であるためだそうです。
血糖値を上げ脂肪を蓄える能力のある人間が飢餓を乗り越え、生き残ってきました。
その子孫である私達は、たらふく食べても更に食べすぎてしまいます。
空腹でもないので、なんとなく無意識に食べてしまったりしています。

最後に、

AGEsの蓄積量が少なかった人の生活習慣のポイント
●十分な身体活動
●禁煙
●十分な睡眠
●精神的ストレスレベルが低い
●朝食をとっている
●糖質の多い食事を控えている

この逆の生活をしている人は、注意ですね。