お役立ちコラム
「ヤングケアラー」とは、家族の介護やケア、身の回りの世話を担う18歳未満の子ども達のこと
「ヤングケアラー」という言葉をご存知でしょうか?
最近、テレビや新聞などニュースで取り上げられております。
「ヤングケアラー」とは、家族の介護やケア、身の回りの世話を担う18歳未満の子ども達のことです。
「ヤングケアラー」が生まれてしまう背景として、介護を担う人手不足や経済的な苦境が挙げられるようです。
例えば、頼れる身内がいないために両親が働き、子供が祖父母の介護を行うケースがあります。
また、金銭的な余裕がなく介護施設に入所させることができないため、子供が在宅介護の当事者となるケースもあるそうです。
行政を頼ろうとしても介護を行っているのが未成年であるために取り合ってもらえないことも多く、どこに助けを求めれば良いのかさえ知らずに介護を行っているケースも少なくないようです。
芸能人では、俳優の山崎育三郎さんが高校生の時に祖父母の介護をするヤングケアラーだっだそうです。
山崎さんの祖父母は山崎さんが小学生の時に患った脳梗塞が原因で、祖父は認知症・祖母は右半身不随となり介護が必要な状態になってしまったようです。
祖父はキングコングのように暴れ家のものを壊したりすることもあったそうです。
また、食事を取ろうとしない祖母にごはんを食べさせてお風呂に入れていたそうです。
そのような生活が3年ほど続き、「なんで自分が、、、」と思うこともあったようです。
介護について実際に体験をしていないとまだまだ知らないことが多いように感じます。
介護のリスクを背負って苦労している人は、私達の周りに実はたくさんいるのかもしれません。
助けの声を上げたくても日々の生活で精一杯だったり、援助を求めてもその声を黙殺されているケースもあると思います。
僕自身アンテナを張って、そういった困っている人たちの声に耳を傾け、保険代理店、行政書士として、サポートしていければと思います。