お役立ちコラム

「ついこの間まで元気だったのに、突然、親に介護が必要になった」そのときに、慌てないための心得

2022/02/16

本日は、親の介護についての事前の対策について紹介したいと思います。
ぜひご参考にしてください。

①親の居住地がある自治体の介護保険制度について調べておく。
各自治体の介護関係の窓口には、「介護保険制度」の冊子が必ず置いてあります。冊子には、介護保険制度についての基本的な説明や介護が始まれば最初にアプローチすることとなる地域包括支援センターの連絡先などが書かれています。
※鹿児島市では、「令和3年版 わたしたちの介護保険」というのがあり、HPでも閲覧ができます。http://www.city.kagoshima.lg.jp/kenkofukushi/chouju/kaigohoken/kenko/fukushi/kaigo/gaiyo/h26.html

②親のかかりつけ医、親がどんな介護を望んでいるのか把握しておく。
親の希望は在宅か施設か?体の状態によっては病院での看護を望むのか、など基本的な希望を聞いておけば、慌てず、余計な迷いがなくなります。

③介護の専門用語や制度の中身などで分からないことがあれば積極的に聞く。
ケアマネジャーさんが専門用語を使い、コミュニケーションが円滑にいかないこともあります。
分からないことがあれば積極的に聞き、なるべく自分がすんなり分かる言葉でコミュニケ―ションを取ってもらうようにしましょう。

④受けられる介護サービスの内容について、受け身にならず積極的に相談してみる。

できるかどうか分からなくてもまずは「こんなことをしたい」とケアマネジャーに聞いてみましょう。
多くの人は、ケアマネジャーが提案したプラン以上のことは、やってはいけないと思ってしまいますが、そんなことはなく、相談してみるといいです。

⑤経験者の知恵を学べる「介護者の会」が各自治体にはあることを知っておく。
各自治体は、介護している家族をサポートする「介護者の会」といった事業を実施していますので、一度は、訪れて情報交換するもの生の情報が聞けていいです。

⑥要介護者のために時間を使っている時点で自分は介護者だと自覚する。
寝たきりの親の世話をしている人だけが介護者というわけではなく、要介護者のために時間を使っているならば、それはもう介護者と言っていい。そう自覚することで、介護と向き合った対応ができ、精神的負担を軽くすることができる。

以上の6つになります。いかがでしょうか?
私自身も、親の介護についていろいろ考えると同時に、「自分の介護は大丈夫?」と思いました。
やはり妻や子供には介護で苦労させてくないという気持ちが強いので、少しでも精神的、経済的な負担を和らげられるよう「しっかり頼れる介護保険」でカバーしようと思います。