お役立ちコラム

年金 医療 介護などの社会保障給付費 123兆円余りで過去最高 介護保険はいつから備えるべきなのか?

2022/02/23

今日は厚生労働省が昨年発表した、社会保障給付費 についてお伝えします。

令和元年度に年金、医療、介護などに支払われた社会保障給付費は、高齢化の進行や幼児教育の無償化などにより、前年度よりおよそ2兆5200億円増えて123兆9200億円余り(2.1%増)と過去最高を更新しました。

分野別では「年金」が55兆4520億円で最も多く、次いで「医療」が40兆7226億円、介護や子育て支援などの「福祉その他」が27兆7494億円と、いずれも前年度よりも増加しました。

国民1人当たりの給付費は98万2200円となり、前年度より2万2100円増えました。
このような記事を見ると、高齢化の影響が強いなと感じます。今後この流れが続くと介護に介護の社会保障給付もあがっていることが予測され、介護保険の必要性は増していきます。

先日72歳のお父様が転んで重度の頸髄損傷、突然の四肢麻痺になり要介護5認定されている方のお話を聞く機会がありました。
「病気もなく介護のことを考えていないなか、突然の24時間介助生活(家族で介護してます)。民間の介護保険に入られていなかったので、資産は崩す一方、時間が巻き戻せるなら介護保険に入りたい。まだ元気な人は介護保険に入れるなんてラッキー」と仰ってました。

転んで頚椎損傷という事故は、年代に関係なく起こるものです。実際、介護施設には30代40代の方も普通に利用者としていらっしゃるそうです。大体の原因は、脳卒中、心筋梗塞での半身不随などらしいですが、転倒や交通事故など、いろんなリスクはあり、介護は老後の話だけではないと思います。若いときからしっかり保険で介護リスクに備える重要性を感じました。