お役立ちコラム
全国の「がん診療連携拠点病院」等、がん治療事例の多い病院間の治療成績の格差について
本日は、全国の「がん診療連携拠点病院」等がん治療事例の多い病院間の治療成績の格差についてです。
「がん診療連携拠点病院」とは、全国どこにいても質の高いがん医療を提供することができるように指定された病院です。
各病院別の5年生存率を分析した調査によると、病院間で生存率を評価する係数に1.1〜2.1倍の開きがあったそうです。
最も格差が大きかったのは肺がんで、トップの愛知がんセンターと最も低い病院の間で2.1倍生存率係数の差があり、大腸がんでは1.6倍、胃がんで1.5倍、肝臓がんで1.4倍、乳がんで1.1倍という結果でした。
今回の調査の結果から、地域のがん医療の中心となる拠点病院であっても治療成績にばらつきがあり、選択する病院によって生存率が変わってしまうという現状が浮き彫りになりました。
治療成績が平均水準を下回った病院の治療成績が平均以上であれば、2年間でおよそ7000人が5年を超えて生存できた可能性があるそうです。
生存率は患者のがん進行度や状態・年齢などにも左右されるので、今回の結果で病院の優劣をつけることは当然できません。
しかし、拠点病院の「全国どこにいても質の高いがん医療を提供する」という存在意義を満たすためには、治療成績の底上げが求められます。
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今回の調査を見て、改めて自分で病院を選ぶことの重要性を感じました。
地元から離れたくない、最新の治療を受けたい、最新でなくても最適な治療をなど、希望は人それぞれかと思いますが、がん保険のプレミアサポートを通して罹患者の方が納得のいく環境で治療がすすめられるようサポートすることができればと思います。