がん予防には適度な運動が効果的なのですが、今日は運動以外のがん予防についてご紹介させていただきます。
『がんを防ぐための新12か条』というのは聞いたことあると思いますが、その中で何が最も大事か？というと、それは、やはり禁煙です。
そこで、今回ご紹介させていただきますのが、『ブリングマン指数』です。
『ブリングマン指数』とは1日の喫煙本数とこれまでの喫煙年数から計算し、肺がんなどのリスクを図ることができると言われています。

【ブリングマン指数】＝1日に吸うタバコの本数×喫煙している年数

たとえば、1日に20本、25年間喫煙している場合は20×25＝500で、ブリングマン指数は500。
この指数が400を超えると肺がんのリスクが上がり、700以上で咽頭がんや肺がんのリスクが数十倍上がるという報告があります。
女性はそれよりも低い値で危険となるようです。
タバコをまだ吸われる方は是非試してみてほしいですし、タバコを吸わない方も近くでタバコを吸われる人がいらっしゃれば、どれくらいの数になるか一緒に試してみてください。
もし、高い数値であったら、まずはがん保険の見直しをして、禁煙外来をおすすめします。

また最近では、新型コロナウイルスでも喫煙者の方が重症化しているというデータもあります。
タバコを吸われる方は、大切な家族、友人のためにも、是非この機会に禁煙をスタートしてみてはいかかですか。たばこ税もどんどん上がりますが、タバコ代でお金をかけて不健康になるなんてもったいないですもんね。