お役立ちコラム

膵腺がんを検出する人工知能の開発に成功 人工知能によって医療がどんどん進歩

2022/11/24

本日は、膵臓がんの検出率、感度93%/特異度97%と極めて高い結果が出たという検査方法をご紹介いたします。
久留米大学は昨年6月3日、超音波内視鏡下穿刺吸引生検病理組織標本における膵腺がんを検出する人工知能の開発に成功したことを発表しました。
膵臓がんは症状が出たときにはすでに進行していることがあるため、膵臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれており、国内の膵臓がんの罹患率・死亡率はともに増加しています。

この超音波内視鏡下穿刺吸引は、胃や十二指腸などの消化管から超音波内視鏡で粘膜下や壁外の病変、あるいは胸腹部や骨盤内の腫瘤を観察し、消化管内から針を刺して細胞を採取する方法です。

2010年に保険適用となり、国内でも普及し始め、現在は膵臓がん診断の主流になりつつあります。しかし、同法で採取された細胞組織断片は微小のため、病理診断が困難なことがあります。

今回、共同研究グループは、超音波内視鏡下穿刺吸引の生検標本を解析する人工知能を開発し、その精度の検証が行われました。その結果、膵腺がんの検出の判定能力が高く、正解率94%、感度93%、特異度97%という、極めて精度の高い結果が得られ、それに加えて病理医による検証の結果、十分な妥当性もあることが証明されました。

こうしたさまざまな形の人工知能によって医療がどんどん進歩していくと感じます。

医療の進歩に期待するとともにAIに負けないような人間を目指して頑張っていきたいと思います。