お役立ちコラム

「胃がん、大腸がん検診の精度は?」東大病院の中川先生のYouTubeの講座

2021/12/02

東大病院の中川先生が「がんに関する正しい知識と最新情報をお伝えしたい」とYouTubeの講座を配信されていますが、第14回のテーマは「胃がん、大腸がん検診の精度は?」という内容でしたので、ご紹介させていただきます。

今回も生稲晃子さんと対談形式で分かりやすく進められています。
「胃がんの検査は胃カメラとバリウムがありますが、違いは何か?」という、生稲さんの質問に対して、もともとは胃がんの検診はバリウムのみでありましたが、2016年から胃カメラの選択が可能になったようです。
2つの検査にもそれぞれ一長一短がありますが、バリウムの場合、何か見つかれば胃カメラもやらなければいけないが、全体に広がるスキルス胃がんなどはバリウムの方が見つけやすいようです。
胃がんのおすすめの検査方法としては、胃カメラをベースにして、たまにバリウム検査を受けるのがいいのではないかと中川先生も言われていました。

続いて大腸がんの検診についてです。「大腸がん検診は昔から検便ですが、しっかり見つけることはできますか?」。
便潜血検査の精度は高く、しっかり見つけることができるようです。
40歳以上の方は2日に渡って検便を行いますが、5、6年続けて陰性であれば大腸がんで命を落とすことはほとんどないと言われているようです。
でも注意いただきたいのが、検便の検査引っかかった方でも、再検査に行かない方が意外と多いようです。
なぜかというと「自分は痔だから血が混じってもしょうがないと・・・」と思い検査に行かれないようです。
便潜血検査は痔の血液は拾わないようにできているので、検査に引っかかったら必ず再検査に行くようにしていください。
1㎝ほどのポリープが2㎝のがんになるには1,2年のため、早めの検診がとても重要になります。

以上、今回は胃がん、大腸がん検診について紹介をさせていただきましたが、がん検診はもちろん、もし再検査になった場合も必ず受診されるようにお願いします
「自分のためにも、そして自分の大切な人のためにも・・・」

「がん対策推進企業アクション」

https://www.youtube.com/watch?v=ocjxzJQtpgY

「がん対策推進企業アクション」