お役立ちコラム

悪性リンパ腫は、首や腋の下、足の付け根などリンパ節の多いところできる、痛みのないしこり 鹿児島で治療する場合

2021/12/13

本日は「悪性リンパ腫」についてお伝えします。

悪性リンパ腫は、通常の臓器組織にできるがんとは異なり、首や腋の下、足の付け根などリンパ節の多いところに、通常、痛みのないしこりとして現れてきます。

リンパ節の腫れは初期症状としても見られることが多く、しこりのように腫れあがることが多くなることが特徴です。
症状としては、
・肺や気道など胸部のリンパ節にしこりが見られた場合には、呼吸困難や気道閉塞。
・腹部のリンパ節にしこりが見られた場合には下肢など腹部より下の部分のむくみや尿路障害。
・骨の場合はその骨の痛み
など、その臓器付近でさまざまな症状が出現します。

悪性リンパ腫を大きく分類すると、
・ホジキンリンパ腫(全体の10%程。家族内遺伝等が原因)
・非ホジキンリンパ腫(90%。生活習慣・ウイルス感染が原因)
に分かれ、5年生存率は非ホジキンリンパ腫の方が低く、68%とされています。

治療方法は三大治療の他、「造血幹細胞移植」という骨髄の中にいる赤血球、白血球、血小板を作る細胞(造血幹細胞)を移植することで、生涯にわたり正常な血液が作られるようにする治療法が施されるケースがあります(健康保険適用)。
効果が期待される反面、重い副作用では肝機能障害や全身機能の著しい低下、また合併症の危険も高い等、辛い治療でもあります。

上記のように症状もさまざまで他のがんとは治療法も異なる悪性リンパ腫を患った場合は、よりケースバイケースでの付き合い方になると思われます。

鹿児島県で治療する場合の参考
https://caloo.jp/dpc/disease/1481/46#achievement
※DPC対象病院・準備病院・出来高算定病院の統計 (2019年4月〜2020年3月退院患者)