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ゲルでがんの親分を見つけ出す:がん幹細胞の迅速誘導法の開発にはじめて成功~がんの再発予防,がん根絶新治療薬の開発に期待~

2021/12/04

本日は「がん細胞をかん幹細胞の状態に戻す新手法」についてご紹介いたします。

この手法は北海道大学大学院医学研究院の田中伸哉教授らのグループが独自開発したものです。
独自開発をしたゲル状のシートをがん細胞に付着させ、24時間以内に「悪玉細胞」と呼ばれるがん幹細胞の状態に戻すことが出来る発表されています。
これにより中皮腫や脳腫瘍、肺がんなど悪性度の高いがんの転移や再発を防ぐ治療薬の開発に繋がるのではと期待されています。

がん細胞はご存じの通り、転移をすることで知られていますが、この細胞の分裂(広がり)を支えるのが幹細胞とされています。
分裂しがん細胞となったものをがん幹細胞に戻し、その幹細胞を消滅させることが出来る効果的な薬が開発できれば、転移・再発を防ぐことが出来る可能性が出てきます。

がん幹細胞は見つけ出して詳しく分析することが非常に難しく、ピンポイントでたたく治療法は確立していないそうです。

しかしこの手法で細胞分裂の核となる部分を見つけ出し、効果的な薬をピンポイントで使うことが出来れば画期的な治療法となります。
それが直接的な治療法とならずとも、その他の技術と掛け合わせることで新しい治療法が生まれるケースもありますから、この手法については今後の動向が気になります。

 

新着情報: ゲルでがんの親分を見つけ出す:がん幹細胞の迅速誘導法の開発にはじめて成功~がんの再発予防,がん根絶新治療薬の開発に期待~(医学研究院 教授 田中伸哉) (hokudai.ac.jp)