お役立ちコラム

がんと介護の関係性 40歳以上のがん末期の患者さんであれば介護保険が利用

2022/03/02

本日はがんと介護の関係性について紹介します。

例えば、がんの在宅医療は、訪問診療と往診、訪問看護の組み合わせによって、様々な対応ができます。
また、がんの医療は、外科療法、放射線療法、化学療法、緩和ケアに大別できますが、在宅医療の場合は、専門的かつ本格的な疼痛管理、緩和ケアが受けられます。

●原則としてがん末期の患者さんに対して、在宅で麻薬(モルヒネ等)ほか鎮痛剤を使用した鎮痛療法が実施。
●在宅で麻薬(モルヒネ等)を使用している患者さんに対しては、薬剤師が訪問し、その服用や保管の状況を確認し、指導。
このような状況の中で、40歳以上のがん末期の患者さんであれば介護保険が利用できます。

介護保険は、高齢者(65歳以上の人)だけがサービスを利用できるものと思われがちですが、40~64歳であっても、がん末期の患者さんであれば、介護保険による在宅サービスが利用できることを知らないお客様も多くいらっしゃいます。
がん末期の患者さんは、心身の状況に応じて迅速な介護サービスを必要とする場合が少なくありません。
このような場合、保険者(市区町村)の判断で、その「要介護認定」が出る前に介護サービスを受けることができます。
40歳以上のがん末期の患者さん、そのご家族の方は、まず市区町村の介護保険の窓口に相談すると良いかもしれません。

がん罹患の延長線上に、介護があるということは、がん保険と同じくらい介護保険は大事なんだと思いました。