お役立ちコラム
株式会社ワン・シードも、がん対策推進企業アクションの推進パートナー企業に認定されました。
本日は「大人が取り残されるがん対策」についてご紹介いたします。
2009年度からスタートした「がん対策推進企業アクション」は、がんになっても働き続けられる環境整備とともに、がん検診受診率50%以上を目指す厚生労働省の委託を受けた国家プロジェクトです。株式会社ワン・シードも、がん対策推進企業アクションの推進パートナー企業に認定されました。
がん対策推進企業アクションの「企業アクションの画期的4つの取り組み」として
(1)がん対策カスタマイズドレポート
(2)e-learningシステムの提供
(3)YouTube「大人のがん教育」
(4)中小企業調査「大同生命サーベイ」
があげられました。
現在、保健体育科の新学習指導要領には「がん教育」が明記され、中学校では2021年度から全面実施、高校では2022年度から順次実施されることになりました。
一方で危惧されるのは「大人のためのがん対策や認知」です。
(2)e-learningシステムの提供の目的は、企業の従業員に「がんの正しい知識」を深めてもらうことです。
(3)のYouTube「大人のがん教育」は、東大病院の中川恵一氏により大人向けにがんに関する情報を発信するため2020年度に開始され、2021年11月28日現在、第24回まで公開されています。
またコロナ禍のがん対策の課題は3つあります。
①「在宅勤務による生活習慣の悪化」
②「がんの早期発見の遅れ」
③「がん治療への影響」
です。
在宅勤務による生活習慣の悪化について、座りすぎは「がんのリスクが高まる」という調査結果があります。
そもそも、以前から日本人は世界で最もイスに座る時間が長いと言われており、その時間は1日7時間にもなるようです。
コロナ禍によって8割以上の人が「座っている時間が延びた」と答えており、不安視されています。
がんの早期発見の遅れについては、コロナ禍による受診控えが大きな影響を及ぼしていると指摘されています。
実際、2020年7月の胃がんの入院件数は2019年7月と比較して3割も減ったというデータもあります。
早期発見のための検診をしなければ今後、進行がんの増加や治療の遅れが懸念されています。
Withコロナの中でも検診の重要性や最新の情報など伝え続けていきたいものです。
https://www.gankenshin50.mhlw.go.jp/partner/list_prefecture.php?city_code=46